Navajo/ナバホ　ロスコ・スコット　バングル　オーバーレイ　スターリング

ナバホ族のベテランアーティスト、
RoscoScott(ロスコスコット)氏による
気候シンボルを描いたオーバーレイバングル。

ナバホ族には昔から伝わる
風や雲、雨を表す気候柄がデザインされた1点。
昔からつぼなどの陶器にも使われている
伝統的なパターンの一つです。

ここまで広い幅の作品は
近年では目にする機会が減っているので
ぜひおすすめしたい逸品。

現在も活動を続けるアーティストであり
彼自身、ナバホ族にはなりますが
ホピ族が得意とするオーバレイ技法を用いて
作成されております。

ロスコスコット氏の特徴ともいえる
丸みを帯びたデザインになっております。


幅2.6センチ
内径15.2センチ
アメリカ製


【オーバーレイ技法】
2枚のシルバープレートを
重ね合わせて表現する技法。
ホピ族が得意とする。
上になるプレートにデザインを描き、
糸鋸で切り絵のように切り抜き、
その後下のプレートと貼り合わせる。
下のプレートには、
小さなタガネで表情を付け、
硫黄等を使い硫化（燻し）させ
黒くして図案を浮かび上がらせる。
切り落としてしまったらやり直しがきかない
一発勝負の技法でもあるため、
入り組んだ構図を切り出すには
高い技術が必要とされる。


【インディアンジュエリー】
アメリカ先住民が製作した
ジュエリーのことを言います。

インディアンジュエリーと言えば、
シルバー・ターコイズを使った装飾品、
また14k(ゴールド)・オニキス・
ラピスラズリ・シェルマラカイト・
オパール等を使用した装飾品が有名ですが、
これらの装飾品を作っているのが
『ナバホ族』『ホピ族』『ズニ族』
『サントドミンゴ族』と呼ばれる民族。

1800年代半ば、スペイン人は
インディアンに金属製の道具を与え、
メキシコ人の銀職人は『ナバホ族』に
銀細工の技法を伝授しました。
その後、『ズニ族』『ホピ族』、
そしてその他の種族へと
伝えれたとされております。